産繊新聞社

雨皮車

雨皮車

雨皮車
 平安時代の貴族の乗り物として知られているのが牛車である。半蔀、八葉など箱の構造によって様々な種類があったが、いずれも雨には非常に弱い構造であった。そこで雨天の際は輦(れん)または牛車の箱に、まず張り筵を掛けてから浅葱染めの生(すずし)の平絹で両面に仕立てたものを掛け、雨除けとしていた。今で言うトラックの平シートのようなもので、この雨除けを施した牛車を「雨皮車」と呼んでいた。
 この雨皮車は殿上人以上の位の人間が乗るものとされていて、殿上人は張筵を掛けるだけで雨除けとしていた。取り付け方は、布の裾につけた緒を轅(ながえ)の雨皮付の鐶(わ)に結び付けて止めていた。

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