産繊新聞社

7月1日(麗水国際博覧会見学)

7月1日(麗水国際博覧会見学)

この日は、麗水(ヨス)で開かれている博覧会の見学へと向かう。麗水は釜山から西の全羅南道に位置し、車で約2時間30分ぐらい。日本で言えば大阪から岡山ぐらいまでの距離か。韓国一の美港として知られ、日本ではリアス式海岸が美しい自然豊かな地域と思われている人も多いが、実は1960年代に石油化学団地が建てられた、韓国内では知名度が高い工業都市でもある。途中石油タンクや工場、発電所などがあるコンビナートの中を通ったが、そこから20分ぐらいすると、全く表情が違う風光明媚な場所に到達するだから面白い。麗水万博は環境博を謳っていて、車での来場を極力避けるよう宣伝されているらしく、会場近くには駐車場が少ない。麗水駅からシャトルバスを利用することが基本だそうだ。
 麗水万博は上海万博に次ぐBIE(博覧会国際事務局)認定の博覧会という位置付けであるが、李明博政権が少し距離を取ったこともあって、いまいち盛り上がっていない。入場料も全期間券が大人1人20万ウォン(約1万3600円)から半額の10万ウォン、夜間券(大人)も1万6000ウォンから1万ウォンと大幅な値下げを行うぐらいだからなおさらだ。確かに、今回日曜日にもかかわらず入場口から並ばずに入場できたし、周りを見ても押し合い圧し合いのパビリオンはないようだ。
 4番入場口から入って直ぐ、国際館の建物の間の天井に設置された超大型LEDスクリーンの中に「クジラ」が泳ぐ。後で本を読むとスマートフォンで万博アプリケーションをダウンロードして自分の写真を登録するとそのまま、天井のスクリーンに映し出されるようになっていたそうだ。日本館、中国館はそれほど混雑しておらず、人気の韓国館やアクアリウムは予約を先に入れていたので待ち時間なくゆっくりみてまわれた。元々国際博覧会とは、①複数の国が参加し、公衆の教育を目的とするもの、②文明が必要とするものに応じるため人類が利用できる手段、1もしくは2以上の部門において達成された進歩、それら部門における将来の展望を示すもの(BIE事務局HPより)―と定義される。麗水国際博覧会のテーマは「生きている海、息づく沿岸」で、サブテーマに「資源の多様性」と「持続可能な活動」を置くことで、とりあえずはBIEの定義をクリアしているのだが、今回見た日本館、中国館、韓国館の3つの国際館とLG館(企業館)ともテーマをどう表現するかに固執しすぎていて内容は似たり寄ったり。まだ、外人に会うことが珍しく情報が少なかった大阪万博のときは、月から持ち帰った石コロを見るために何時間も並んだし、どんなパビリオンも未来の世界を表していたのでワクワク感でいっぱいであったが、これだけ交通手段が発達し世界が近くなり、さらにIT技術の進化でいつでもどんな国の人とも交流できるようになると博覧会の意味を再考せざるを得ない。
そのほか、人気が高いテーマ館や海洋ベスト館、夜のBIG―O前のウオータースクリーンを見たかったのだが、宿が釜山ということもあり時間切れ。それでも約5時間の中で、博覧会をゆっくり楽しむことができた。ちなみに麗水万博は大阪万博や上海万博のように膜構造のパビリオンは少なかったが、入場門や休憩所、エントランスアプローチの部分には多くのテント構造物が見ることができた。
LED映像 超大型LEDスクリーン
休憩所のテント 会場内休憩所のテント
チケット売り場 チケット売り場のテント
会場入り口 会場入り口のテント
BIG-O BIG―O

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